こんにちは!名古屋のギター、ボーカル、ウクレレ等の音楽教室「ポワンポワンスタジオ」です。
今日のテーマは「切ない記憶」です。ちょっとしんみりしちゃうかも知れません。
僕が音楽講師になって20年近く経ちます。20年も講師をしているといろんな生徒さんに出会います。今日はその中でもたまにふと思い出す生徒さんのことを書きたいと思います。
記憶では15年んほど前の生徒さん、もっというと5歳の生徒さんとそのお母さんとの記憶です。その当時僕はポワンポワンスタジオをまだはじめておらず、いろいろな場所で講師をする身でした。稼ぎも足りずアルバイトもしていました。なのでこの話は別の教室での話です。
ギターが何歳から習えるかよく聞かれるのですが、僕の中では4~5歳からがぎりぎり習えるかなぁ・・という年齢です。その男の子も5歳という僕の中では最年少で教室に入ってきました。ギターもミニギターにぎりぎり指が届くかなぁ・・といった感じです。
僕は基本的には生徒さんの演奏したい曲をできるだけ取り入れることにしているので次回好きな曲を持ってきてください。と言ったところ次週お母さんが持ってきたのはなんと・・・・・ビデオカメラ。
「?????・・・なんですか????」
(というか、なぜビデオカメラ??)
と聞いたところどうやらテレビでやっていた曲が弾きたいとのこと。15年ほど前はまだyoutubeもなく、ようやくガラケーで音楽が聞けるようになり始めたころ。お母さんもその方法でしか曲を持ってこれなかったのでしょう。
仕方なく再生してもらうと、テレビ画面を録画したビデオが流れますが、ビデオカメラの音質なので全然聞き取れず・・・・四苦八苦しながら耳コピをしました(笑)
1年くらいだったころだったでしょうか、その生徒さんもだいぶ僕にも慣れ、やる気をだして来てたのですが、ある時2回連続でお休みに。
「どうしたんだろう・・」と思っていたところ受付のおじさんから話を聞きました。
どうやらお母さんがガンになってしまったようで通えなくなってしまったとのこと。
もちろんステージも知りませんし、その後のことも知りません。
でも15年経ってもふっと思い出して「2人共元気でいるかなぁ・・・」と考えて切ない気持ちになります。
そうやってずいぶん前の生徒さんのことを、ふっと思い出し自分が歩いてきた道を確認します。これからもいろいろな生徒さんとの一期一会を大切にしていきたいと再確認するのです。
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